北カルフォルニア放浪記

ゴールデンウィーク少し休みができたので、旅をしようと思い立って、行きたかったアメリカに行きました。ちょうど円安が急に進んだタイミングでしたが、時間的な価値を優先しました。最初は沖縄に行こうと思ったのですが、ただの気休めになると思い、周りも働いているし、せっかくなら学びのある旅に。旅は仕事は小さく見えて良いです。

どこか遠くへ行きなさい。仕事が小さく見えてきて、もっと全体がよく眺められるようになります。不調和やアンバランスがもっとよく見えてきます。(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

目的としては、新しい認知を得ることです。特に具体的には、異国の雰囲気を知ること、人、経済感覚です。

現在東京在住、出身は大阪で、地元にいる時に東京に行きたいと頻繁に通っていて住むことが実現したので、そのノリでアメリカに行きました。行きたいところに行き続けると、慣れて抵抗がなくなります。

恥ずかしながら、大阪にいる時に東京は孤独とサイコパスの街だと思ってたし、日本しか知らない間はアメリカはもっと明くて陽気な場所だと思っていました。今は全然違います。東京はビジネスライクなだけで娯楽が多いし、カルフォルニアは自由で創造的でした。どちらも、違った独特の哀愁(人間味)もあります。東京もカルフォルニアもこの独特の哀愁が大好きです。無知や思い込みによって意思決定は誤るので、気をつけなければいけませんね。

さて、時系列ごとに書きたいことを綴る拙い文章ですが、お許しください。

感想

英語は思いのほかリスニングと受け答えはいけそうで、自信がつきました。もし滞在するなら、問題はビザと文化です。ESTAというビザを持っていきましたが、最大90日までしか滞在できないです。営業してクライアントを獲得する道も考えています。

かなり自然が多い。名古屋とかの方が都会。個人的に、田舎よりも都会の方が好きだなと思いました。次は、ニューヨークまで行きたいです。ウォール街とか。

あと、食と匂いに慣れられるかも重要です。途中で現地にあったやよい軒に安心して甘えてしまいました。

うろちょろしたのは、この辺。↓↓↓

成田空港からホノルル空港へ

GW前は案件に追われ、計画を立てることができなかったので、GWに入ってから予定を立てて、飛行機出発の前は押上(スカイツリーのある成田空港に近いとこ)のネカフェで作業していました。13時間くらいいても3000円代。漫画とか全く読まないけど、ネカフェ好きです。今度から、捗らなかったらネカフェに行こうと思いました。

ホノルル空港到着。途端に、アメリカの空気。ものが鉄鉄しい。

ホノルルは明るくて、暑くて、日陰は涼しくて、カラッとしていて良いですね。

野生の鶏がいました。

信号は手です。

ベーグルもドーナツもアメリカの味。ダブルチョコレートを注文しましたが、重い。

サンフランシスコ国際空港からパウエル・ストリートへ

夜中に着いたので、サンフランシスコ国際空港の駅員さんからは、すぐホテルを取った方が良いと言われ、ホテルのあるパウエル・ストリート(サンフランシスコ北部)へ。浮浪者たくさんいて、ゴミも落ち放題、奇声も聞こえましたし、安いホテルも1つ星で、今の日本よりもディストピア感が強かったです。たしかに、これは夜中に出歩くと危ないなという感じでした。

ディープテックはディストピアと共存するかもしれません。

食はハンバーガーやポテトは肉肉しくて、芋芋しくて、美味しいです。「野菜少な」という感じですが、調達するしかありません。

なんか見たことあると思って食べてみた「Snoballs」は美味しくなかったです。化学的な味がしました。コンビニのような小さい店の中に犬がいました。確かにチワワとかいたら違和感ありますが、全体的にアメリカにはでかい犬しかいないのかというくらいでかい犬しかいませんでした。

アメリカ独特の匂いは最初は全然慣れずでした。臭いというより、現地の洗剤の匂いみたいです。ちなみに、日本は海外から来た人から醤油の匂いがするらしいです。徐々に無臭になりました。

サンフランシスコからシリコンバレーに戻るためにの北の方からでりデリーシティまでバスで降下したですが、ラテン系の少女の横顔がなぜか忘れられません。遠い目をしていて、哀愁を感じました。あと、とにかく荒い。ずっと、ガシャガシャ言ってる。

シリコンバレー(パロアルトとマウンテンビュー)

出費かさみますが、近いようで車がないと回れない。免許もレンタカーもないので、途中からはかろうじてUberで回ることにしました。

ちなみに、行かなかったメンロパークにはMeta社があります。回った会社はなぜかAmazonのオフィスとNASA Research CenterとApple Park。NASAに近いGoogleとMicrosoftは色々見れたし、雰囲気掴んだし、疲れたし、本社の前来ても得られることがないので、諦めました。

イーグルパーク

3日目の夜だけAirBnBで宿を取れなくて、道で持って行った寝袋で寝ました。すると、ピカピカと光が目に。そして、目が覚めるとポリスメンがいました。パロアルトの住宅街でした。サンフランシスコから下降したので、安全だろうと高を括っていましたが、残念。ポリスメンにパスポートを渡して、

ポリスマン「ここは日本とは違うんだ。近くに公園がある。今日はとりあえずそこへ行って、明日は絶対にホテルを取るんだ。」

杉本「ごめんなさい。こんなとこで寝て。」

ポリスマン「謝らなくて良い。心配しているんだ。」

というやり取りをしました。

余談(コラム)

北カルフォルニアがシリコンバレーとして有名になるまで

北カルフォルニアが「シリコンバレー」として有名になる以前は、はるかに西海岸ではなく、東側(大西洋側)の方が市場規模や投資額を考えても経済回りが盛んでした。そういった面ではボストンの方が格が上でした。

スティーブ・ジョブズの実家のガレージにも行ってみました。正直、なぜここから時価総額トップの会社を作れるようになったのかわかりません。

つまり言いたいことは、「適切なタイミングで適切なことを粘り強く行うこと」。インターネットや翻訳が発展した現在では、場所や言語の制約は言い訳になります。たしかに、現地でしか感じ取れない空気感や人、経済感覚はありますが、ある程度シミュレーションしやすくなりました。

円安経済

旅のお供(もちろん、音楽)

個人的に

ホノルル:

・オリビアロドリゴ

・ハリー・スタイルズ

ディストピアのサンフランシスコ:

・ドクタードレー

・スヌープ・ドッグ

・ミッシェル

シリコンバレー(パロアルト・マウンテンビュー):

・ママスパパス

・レッチリ

・イーグルス

っていう感じ。

建築家を志した学生時代

学生時代は建築家を目指してしました。やっぱり、安藤忠雄の生き方や建築には痺れます。彼も若い時に世界を回ったというエピソードを思い出しました。

https://www.bs-tvtokyo.co.jp/rirekisyo/02.html

今後に活かすために

みなさん新しい体験に対して最初は期待感を抱くかと思いますが、やってみると「こんなものか」と思うことが多いはずです。今回の旅も同じでした。ニューヨークに行けばまた少し変わるかもしれませんが、壮大なイメージのあるアメリカ。質素だがやってることは派手なシリコンバレーという地に、期待していた自分がいました。確かにオフィスなどスケールはでかい。しかしながら、東京や北海道でもGAFAのような企業が生まれてもおかしくなかったのでは?とも思います。Apple Parkもぱっと見、地元の長居公園と変わらん。かつて日本企業が時価総額トップの覇権を握っていたようになれることを祈ります。

「ドルや外貨を稼ぐこと目標に」だし、シリコンバレーに住みたいですが、その前に東京でもっと結果を出すことが求められると思います。というか、アメリカの永住権を取得するのは困難です。学位や才能、運が必要だからです。今は円を稼ぐ間は円安と日本株上昇の勢いや市場の波に乗り、自分たちの価値を上げるしかありません。円の価値が我々の価値ではないからです。金利差からくる投資家の意思決定に過ぎません。インバウンドや輸出ビジネスもあります。海外や別の市場でも通用するようにするには、どんな言語でも主体的で相手の立場に立って交渉を行っていけるようにするのが課題です。

また、20歳になってから自分という呪縛から抜け出すのが難しいと感じます。スカイダイビングしたり、海外行ったりしましたが、脳が世界をパターン化して楽に処理するようになっているのかもしれません。しかしながら、まだまだ未熟なのでもっとたくさんの人と会って、経験をし、宇宙、グローバルを目指せるように行動することで、諸行無常に対応できると考えています。

次は、優先的にフランス、チリ。そして、ニューヨーク、イタリア、中国、インド、韓国、タイ、シンガポールとか色々行ってみようと思います。正当化ですがビジネストリップは脳への大切な仕入れです。バリュー発揮するぞ。