未来の音楽を連れてくる最新技術1
IoT技術(モノのインターネット)
IoTが新たな楽器とメガトレンドを生むかもしれない。ピアノとヴァイオリンの発明がクラシックを生み、エレキギターがロックを、サンプラーがヒップホップを生んできた。このように革新的な楽器が音楽産業に激震をもたらす。
IoTはそのようになる候補である。楽器のセンサーのAIとクラウド上のAIが接続され、弦を叩いたり、弾いたり、擦るのではないユーザー体験の楽器の実現があり得るのだ。
未来の音楽を連れてくる最新技術2
XRライブ配信
XRとはAR(拡張現実)やVR(仮想現実)を総括して言う。これらの成功にかかっているのは実はバッテリーで、軽量化しなければならない。化学に依存する電池は情報技術の向上の恩恵を受けにくいので考えものである。
スマートグラスやゴーグルを装着して、ビートルズと再会できる未来も近いかもしれない。
未来の音楽を連れてくる最新技術3
ブロックチェーン
Web 3.0で語られることの多いブロックチェーン。中央集権を否定する思想が、権利データベースはレーベルからミュージシャンを解放しようという取り組みを進めている。
これを使えば複製不能なコンテンツの作成が可能である。一再生一円で仮想通貨と繋げてやれば、プラットフォームを介さずとも聞き放題。Spotifyも Apple Musicもお手上げだ。
未来の音楽を連れてくる最新技術4
量子コンピュータ、強いAI、BUI(ブレイン・ユーザー・インターフェース)
イギリスの数理物理学者、ロジャー・ペンローズの脳量子論によると脳の神経細胞は量子力学的な現象が起きていると言う。もし、量子コンピューティングが脳を模倣したニューラルネットワークを組めるとしたら、人間の知能を超え、自意識すら持つ機械を作れる。
我々は脳に直結したBUIと強いAIによって感覚意識体験に直接訴え、聴くたびに演奏と歌声を変え、様々な表情を見せる楽曲が世に出る。BUI世代は何度聴いても同じ曲に飽き飽きしてしまうだろう。