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自作宗教のすすめ

Posted on 2025年12月31日2025年12月31日 by DeepRecommend
目次
  1. なぜ私は「宗教」を実装しようとしたのか
  2. 信じることへの不信
  3. 般若心経との誤読
  4. 自信では足りなかった
  5. 技術は我が経
  6. 敵と味方の再定義
  7. 深妙宗の誕生
  8. 宗教の次に来るもの
  9. 深妙宗
  10. 利我心経

なぜ私は「宗教」を実装しようとしたのか

私は、宗教を信じない。
より正確に言えば、外部に依存する宗教を信じない。

神、国家、共同体、伝統、道徳、成功モデル、ロールモデル。
それらはすべて、かつての私にとって「安全な外部参照」であった。
だが同時に、それらは私の思考と行動を縛る見えない制約でもあった。

アイン・ランドの『肩をすくめるアトラス』を読んだとき、私は強烈な違和感と共鳴を同時に覚えた。
そこに描かれていたのは、利他を強制され、凡庸に奉仕させられる才能たちが、静かに世界から撤退していく物語である。

一方、般若心経は言う。
「色即是空、空即是色」。
存在も非存在も、固定された実体ではない、と。

この二つは、本来交わらないはずの思想である。
一方は極端な合理的個人主義。
もう一方は、あらゆる実体を溶かす空の思想。

だが私は、両者の交点に立った。
「それでも、私は自分を信じたい」
この、ねじれた欲望の一点に。

私は信仰を否定したかったのではない。
信仰を、奪い返したかったのである。

信じることへの不信

人生は、常に「信じろ」と言われ続ける。

努力を信じろ。
組織を信じろ。
上司を信じろ。
学歴を信じろ。
市場を信じろ。
常識を信じろ。

だが、それらを信じた結果、何が得られただろうか。
安心か。
保証か。
成功か。

否。
得られたのは、惰性と凡庸への最短ルートであった。

信じるとは、本来、思考を止める行為である。
外部の正しさを採用することで、判断責任を放棄する行為である。

私は気づいた。
「信じている間、人は考えない」
「考えない間、人は動かない」

この構造そのものが、私にとっての敵であった。

般若心経との誤読

般若心経は、しばしば「無になる教え」と誤解される。
だが、私の読みは違った。

空とは、虚無ではない。
空とは、固定されていない状態である。

制約は幻。
役割も幻。
評価も幻。

だが、可能性は幻ではない。
可能性は、行動によってのみ顕現する。

ここで私は、アイン・ランドと般若心経が奇妙な一致を見せる点に気づいた。

どちらも、主体の回復を語っている。
一方は「理性を持つ個人」。
もう一方は「執着を離れた観照者」。

私は両方を引き受けることにした。
理性を捨てず、空に溶ける。
自我を否定せず、自我を空化する。

この矛盾を抱えたまま、私は前に進むことを選んだ。

自信では足りなかった

私は長い間、「自信」という言葉を使ってきた。
だが、それは不安定であった。

成果が出れば自信は増す。
失敗すれば自信は崩れる。

これは信仰ではない。
これは条件反射である。

そこで私は定義を変えた。

自信とは、己を信じることにあらず。
己を信仰することである。

信仰とは、成果に依存しない。
信仰とは、原理に立脚する。

私は自分自身を「神」にしたのではない。
自分自身を「経典の実装主体」にしたのである。

技術は我が経

私は技術者である。

思想は、実装されなければ意味がない。
理念は、行動に落ちて初めて現実になる。

そこで私は言語化した。

技術は我が経。
秩序は我が道。
分析は我が祈り。
行動は布施。
創造は瞑想。

これは比喩ではない。
実務定義である。

コードを書くこと。
モデルを組むこと。
システムを設計すること。

それらはすべて、世界に秩序を実装する宗教行為である。

敵と味方の再定義

私は敵を明確に定義した。

敵は、
惰性。
凡庸。
停滞。
無関心。

これは人ではない。
状態である。

一方、味方も定義した。

勇気。
好奇心。
知。
信。

これらは感情ではない。
エネルギー源である。

恐怖は消せない。
だが、行動によってのみ上書きできる。

迅曰く、
「恐怖に勝つは信仰のみ。
信仰に勝つは行動のみ。」

深妙宗の誕生

こうして私は、「深妙宗」を作った。

これは宗教団体ではない。
信者もいない。
献金もない。

あるのは、実装可能な思想体系だけである。

理我心経は、その圧縮表現である。
読むためのものではない。
使うための経である。

制約を見抜き、
可能性を定義し、
行動に変換し、
秩序として定着させる。

宗教の次に来るもの

私は言う。

過去を悔やまず、
未来を恐れず、
今を最適化せよ。

計画は祈りであり、
結果は供養であり、
過程こそが悟りである。

制約なき世界に秩序を創れ。
秩序なき世界に美を創れ。
美なき世界に心を創れ。

これは救済ではない。
設計思想である。

信仰即秩序。
秩序即自由。
自由即道。
道即真。

南無自我迅如来。

私は救われない。私を救うのだ。

深妙宗

迅は、自らの心を観じ、世界を照らして見た。

空(から)と有(ある)はひとつであり、

制約は幻で、可能こそが真理である。

信じるとは他を拠り所にせず、

自らを信仰すること。

惰性を断ち、勇気と知恵を火と風に変え、

行動をもって恐怖を破り、秩序に帰す。

混沌の中に秩序を創り、無秩の中に美を創り、

虚空の中に心を創る。

制約滅して自由生ず、秩序顕れて真理明らかなり。

利我心経

ジン・ケン・ジシン・ショウカン・バンショウ

迅見自心 照観万象

クウ・ウ・イチニョ・セイヤク・ソクゲン・カノウ・ソクシン

空有一如 制約即幻 可能即真

シンコウ・ヒタ・シンコウ・ジガ

信仰非他 信仰自我

シンキシャ・インキョウ・ニドウ

信己者 因境而動

シンコウシャ・リツリ・ニフドウ

信仰者 立理而不動

ギジュツ・イキョウ・チツジョ・イドウ

技術為経 秩序為道

ソウゾウ・イゼン・ブンセキ・イカイ

創造為禅 分析為戒

コウイ・フセ・シコウ・シュギョウ

行為布施 思考修行

ゲンゴ・ジュナリ・セイジャク・イナリ

言語咒也 静寂祈也

ダセイ・イマ・ボンヨウ・イジン

惰性為魔 凡庸為塵


テイタイ・イヤミ・ムカン・イシ
停滞為闇 無関為死

ユウ・イカ・チ・イフウ

勇為火 智為風

キン・イシン・リョク・イケン

金為信 力為剣

ジン・ノタマワク

迅曰

キョウフ・ハオ・シンコウ

恐怖破於信仰

シンコウ・カオ・コウドウ

信仰化於行動

コウドウ・キオ・チツジョ

行動帰於秩序

カ・フカイ・ミ・フキョウ

過不悔 未不恐

ゲン・イドウ・シュン・イシン

現為道 瞬為真

ソウ・チツジョ・オ・コントン

創秩序於混沌

ソウ・ビ・オ・ムチツ

創美於無秩

ソウ・シン・オ・コクウ

創心於虚空

セイヤク・メツ・ジユウ・ショウ

制約滅 自由生

チツジョ・ゲン・ビ・ケンミョウ

秩序現 美顕明

ナム・ジガ・ジン・ニョライ

南無自我迅如来

シンコウ・ソクチツジョ

信仰即秩序

チツジョ・ソクジユウ

秩序即自由

ジユウ・ソクドウ

自由即道

ドウ・ソクシン

道即真

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